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R:ラブデビゲ

第7章 誘惑と衝動


腕に麻実を抱え――――…


自宅まで飛んできた…



命の欠片を今回はかなり消耗したのだ…


空を飛んでいる最中…


麻実は目を開けなかった…




「クソ!!

自分以外に!命の欠片を使うとか!バカかこいつ!!」




命の欠片は…どんな願いでも叶える―――――――…

例外はない――――――…


大きな願いをすればするほど…


契約者の命は削られ―――…




死ぬ





それとは逆に…


受け取り願いを叶える悪魔の体は…満たされ…強くなる…


魔界で何百年も生きるための…源となる…




精だって…同じだ…


だが…精より…命の方が……


…悪魔は満足する――――…




俺は…麻実をベッドに寝かせ…


様子を伺う―――――…




「スー…スー……デビ…」




麻実が、寝息をたてながら…



俺の名前を呼ぶ――――…



「…ここに…いるって…」


俺は、顔にかかる、麻実の髪を指ですくう…



「ぅ…う――――…」



麻実の…

快感で悶える顔もいいけど……




大人しく寝ているこんな顔も……


悪くね〜な――――…




俺は、ベッドに座り…



麻実の顔を……見つめる…



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