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R:ラブデビゲ

第9章 好きと憧れ

デビは…
私の肩にあった手をゆっくり頬に移動する――…



「麻実―――――――…

お前は…悪魔の恐ろしさを知らない――――――…」



すっ―と…頬から耳に移動するデビの指が…



デビとお揃いのピアスに触れた――――――…




「後―――――…1・2回ってところか――――…?

麻実…今回は…命の欠片に俺の魔力を半分混ぜる…


命の欠片は、条件のみ使う…


生徒や…教師の記憶は俺がやる――――――――…いいな?」





耳たぶのピアスを確認したデビは…


私の目をしっかり見つめ…


いいな?と…念を押す…




「―…うん…ありがとうデビ…」






私は、ゆっくり胸に手を当てると――――――――…


体の内側から光る命の欠片を取りだし―――――…


デビに差し出す――――…



「麻実―――――…」



光る命の欠片を受け取ったデビは――――…



悪魔の姿になり――――…


大きな黒い翼を広げた――…





私は―――――――――…


その姿を確認し――――…



屋上で―――――…倒れた…





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