R:ラブデビゲ
第10章 悪魔と天使
「入川さん!!「麻実――!!」
俺の後ろで――――――…
麻実が倒れた―――――…
解っていたが…
俺にはど〜しようも出来ない…
今…悪魔の仕事の最中…
麻実を助けることが出来ない…
俺は…麻実が取り出した命の欠片に自分の魔力を注ぎ…
校舎全体に麻実の願いをかける――――…
大きく…
校舎全体に…魔力を使う…
今日の朝…麻実を2回も指でイカせて良かった―――…
こんなに大きな魔力をつかっても…今日の俺には余裕がある…
昨日の学校と…今朝の精補充が俺を内側からから強くしている…
そして……
麻実の…命の欠片が…
俺の中の生命力を強くする―――…
麻実の耳のピアスが…どんどん小さく…薄くなっていく…
それに反して…
俺のピアスは、黒々と艶やかになっていく…
ピアスは…俺たちを繋ぐ役割もあるが…
獲物の寿命を管理する役割もある―――――――…