R:ラブデビゲ
第10章 悪魔と天使
俺は…深呼吸をし…
全校に、小笠原に関する記憶を塗り替えた―――――…
「―――――…ふぅ…
終わったぞ――――――…」
俺は振り返り…
及川と長内に支えられ倒れている麻実を見つめる――…
「―――…麻実…」
俺は―――――…
そっと麻実を抱き寄せると…
艶やかな唇にキスをした――…
―――――――…トクン…トクン
あああ…
この精――――――――…
微弱だが…俺に流れる…麻実の精…
そう―――――…俺は、
麻実の精が……
体質にあっている………
そう!
俺と麻実は体の相性抜群!!
だから――――!
だから!
まだまだ…俺は、麻実の精を吸い上げたい!!
だから――――…
死なれては…困る…
ああ…麻実――――――…
まだ……
俺には…お前が必要なんだ…