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「――――…麻実を助けた証だから――――…

戻さなくていいって！神のヤローに言ったら…方耳にされた！！」






ん？神の…ヤロー？




「そ…そう言えば…


何で……生きてるの？消えた…みたいな…ニュアンスだったんだけど…」



私は、デビの体をペチペチと触りながら…疑問をぶつける…



「あ〜〜〜〜〜〜…若干消えかけたのは…マジ…


アイがな…消えそうな俺を天上界に連れていって―――…

直談判？！的な――――…

アイも相当…対価を払った結果…


俺様は生き延びたって訳―――…」




「相当な…対価…？」




すると――――――――…



デビの体が白く輝き―――…



大きな白い翼が…片方だけ…広げられた…



「デ！デビ？！何―――――！その翼！！」





「…アイから翼を片方だけ譲り受けた！！

今日から堕天使見習いだ！！」




「―――――…はぁ？！」



よく見ると…白い翼の中に…灰色の羽がちらほら混ざった…堕天使特有の翼―――…




「魔力は、使えないし！猫化はもう出来ない―――…
翼も片方だけだから、天上界の助けは受けられない…
間にアイを通してだけ…

ただ…今まで通りの生活はできる―――――…」




「――――…まるで…人間じゃない…」





「だよな…人間みたいだよなぁ〜…」