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箱……参

第2章 今箱

「シュレッダー…シュレッダーっ…ここかな?」



シュレッダーは、主人が書類だの雑誌だのをよく粉砕していた…



私は、机の辺りを見て回る…


まだ片付けていない段ボールが…何個か…まだ床に置いてある…



「あの人らしい……」



私は、主人の少しルーズな部分も可愛らしく感じている…



小さな子供みたいな、そんな…


愛おしい感じ―――――…




「クローゼットの中に…入れちゃったのかな?」



私は、シュレッダーを探し…クローゼットを開けた…


ふと―――――――――…




奥に、古ぼけた箱を見つけた…



あんなの…主人の部屋にあったかしら…




私は――――――…


ミステリアスな主人の一部を解き明かせるかも?と、思い…




古ぼけた箱を手前に引き寄せた…



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