ウサギとオオカミ
第9章 修学旅行!
でも、その夜はあまり眠ることが出来なかった。
トーマの横で寝たけど
何も考えられなくて
トーマも何もしてこなかった。
冬も何かを察したようですぐに電話をきった。
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お土産…
なんか、買わないと。
雪は、、
「これ、雪くんにどう?」
トーマが持ってきたのはかわいいぬいぐるみ。
…気まずい
「……やっぱ、昨日の無し。
俺、なかなか会えなくなるかもしれないけど
もう、気にしなくていいから。ね?」
あ、俺。トーマに迷惑かけてるんだ。
「…迷惑じゃないぞっ!」
!!
トーマは声を少し変えて
手に持ったぬいぐるみをゆらしながら
「……好き。だから。」
トーマを見ると顔が真っ赤で
なんだか考えてたことがバカバカしくなってきた。