ウサギとオオカミ
第4章 男同士って………
「僕ね。最初、秋に会ったとき自分のひとめぼれでさぁ」
そーいえば、冬の話を聞くのは初めてだ。
「秋に告白するの勇気いったけど。でも。秋に伝えたいって気持ちのほうが強かったんだ。」
俺も早くトーマに伝えたいけど……
「秋とするのは凄く安心するし。秋じゃない人とするのは絶対無理。
そんだけ秋が好き。」
そんなに好きになったひとはいない……
けど。トーマは前とは違って…
「トーマくんに会いに行ってきたら?」
!!
なんで考えてることが……
「ホント。律は顔にでるんだから。
行ってきなよ?
好きだよ?って言ってきな。」
さすが……親友の冬。
「ありがとう。冬。大好きだ!」
そのあと、「がんばれ……かわいー律。」
なんて冬が言ってたなんてしらないけど。