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後味の悪い話

第4章 顛末はどうなったのか

 地方公務員の教員が性風俗店で勤務していたことがバレた話だ。

 以下抜粋。

 副業が発覚した場合の処分基準は戒告や減給処分とされているが、府教委は今回、再び教壇に立つことは許されないと判断し、退職を前提に話を進めた。

 ただ懲戒免職は、基準より極めて重い処分となるため、違法ではない性風俗店で働く人に対する職業的差別につながることが懸念されたという。

 解決策として府教委が導き出した答えが、事実上の退職勧奨を行って女性教諭が自ら依願退職を求めるよう仕向けることだった。

 「で、どうすんねん?」。語気を強めて今後の身の振り方を尋ねる府教委幹部に対し、女性教諭が「辞めます」と答えたことで、依願退職を前提に「停職6カ月」の処分が決まったという。

 結論からすると、性風俗店に勤めていることで懲戒免職はできない。

 たぶん、教諭はそのことを知らなかったのだろう。
 

 

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