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「んっ！あ、あ……！や、」

「もうイきそう？」

「ん、ふぁあ……ん」

「イっていいよ」



優しい声か耳元に響いて、
目の前が真っ白になる。
大野さんの綺麗な指が、敏感なところを這う度に腰が跳ね上がって限界だった。


「ほら、いいよ」

「や、お……のさん……い、ぁあ」

「力抜いて…、いいよ。イって…」

「あ、あ、あイ、くっ……や、いっちゃ……、ぁ…やぁあああ！」



大きく身体が震えるとと、視界が真っ白になっていやらしい声を出して絶頂を迎えてしまう。

ハァハァと息をきらしながら、大野さんに手を伸ばすも、彼は近づいてこなかった。



「もうちょっと、頑張れるよね？」

「……ぇ……あ、や、っん」


彼の言葉と共に、彼の指が入ってきた。
その指先はほんのり冷たくて、ああ、変わってないななんて、思ってしまう。


思うのと同時に哀しくなったけど、それも一瞬で、その感情は快楽に呑み込まれる。



「……ぅ……っ！や、んん」

「ここ？ここ好き？」

「あ！だめ……っは、なしてっお……のさ、ん」

「すきでしょ？ここ」




彼の指は、私のなかの一番敏感なところをグリグリと押してくる。
快感が突き抜けて、腰がビクリビクリと反応し、容赦なく声が出た。


「だ……っあぁ！い、……や」

「いいよ、イって」

「やだ……っやだっおおのさん……っ」

「ほら、ここでしょ？」

「う……あ……あ…い、ちゃ…またいっちゃ……っやぁあぁ！」

「まだだよ」

「え、だめ！や、それやああ！だめだめ……っやだ、や……んんん！」


もうとっくのとうに絶頂を迎えているのに、大野さんは気持ちいいところを刺激し続けた。

ただえさえ、目の前が真っ白になって可笑しくなっているのに、こんなことし続けられたら、意識が飛んでしまう。


それだけは避けたくて頑張ろうとしたけど、もう、何回目かもわからなくなったとき、私はいつのまにか意識を手放していた。