エスキス アムール
第49章 LOVELOVELOVE *
「あっあ…っお、くに…っ」
「あたる?」
「うっ、ん…ぁ、きも、ち…い」
波留くんを抱き締めたまま、奥めがけて何度もつく。
その度に今まで聞いたことのないような彼の嬌声が響いて興奮した。
僕も何度イっても熱を取り戻して大きくなって。
波留くんは最後の方は、殆ど意識がなかったと思う。
それでも、消え入りそうな声でなんども、「好き、好き」と囁いて、僕にしがみつく彼にはぐっときた。
それで余計煽られて、また突いて
またイって
また熱を取り戻して、
また突いての、繰り返し。
朝から続いた行為はいつ終わったのか分からないけど、
気が付いて起きてみれば夜中だった。
波留くんはまだ眠っていて、僕の身体にしがみつきながら、可愛い子供のように一生懸命呼吸をしている。
柔らかい髪の毛を、優しく撫でて顔中にキスを落とすと、寝ているはずの波留くんはふにゃりとわらって、僕の胸にグリグリと顔をうずめた。
彼と離れた生活を送るのは、とても寂しいことだったけど、たまにはこういうのもいいなと思う。
波留くんがもっと、僕を求めればいい。
彼の身体を抱きしめながら、起きた時に恥ずかしがる彼を思い浮かべて、笑った。