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先生、好き…

第4章 ピアニストと先生


イスに座る。そしてみんなの方をチラッと見る。



わぉ… みんな目が怖いよ~


何でコイツが座ってんの?
みたいな目で私を見ている。


私だって分かんないょ… 自分がピアニストに選ばれた理由なんて。



『かおり、いい?』


和也先生が私に聞く。

弾きはじめの合図をする。



すうーっ

小さく深呼吸をしてコクンと頷く。

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