先生、好き…
第6章 確信と不安
月日は流れ2月になった。
来年の役員も発表され、引き継ぎも段々進む中、私に悲劇が襲った。
ピアノも頑張ろうと前向きに思っていた時だった。
和也先生に褒めてもらいたい…
そんな不純な動機だったけど、そうするしかなかった。
私は元々は歌う為に合唱部に入ったのだから。
そんな時――
部活で急遽ピアノを弾くことになり、私は弾いた。
でも初めて弾く曲でボロボロ…
『りかちゃん、弾いて?』
私はりかちゃんにピアノを弾いてと頼んだ。
『えっ!?無理ですよ』
『大丈夫。りかちゃん、すぐ弾けるから☆』
私はりかちゃんにピアノを任せた。