妄想girls
第3章 恋心を見透かされて
たいして広くない体育館には5人の生徒と先生が1人いた。
先生が
「じゃあ、右の方から順番に軽く自己紹介してくれる?」
というと、女子生徒は指示に従った。
でも、生徒のうち1人は先生の左にいて、じっと4人を見ていた。
そして、私の順番になった。
「えっと…1年3組の伊勢美凜(いせ みりん)です…中学校で3年間バレーをやってました…よろしくお願いします。」
私はペコっとお辞儀をした。
私が入部してから約半年がたった。
半年はあっという間で、あの自己紹介を昨日のように覚えている。
「美凜!」
「はいっ!なんですか?」
私は部長のもとへかけよった。
「スケールと白帯持ってきて。部室かどっかにあるはずだから。」
部長はいつも的確な指示で、私たち後輩はいるけどいないようなもんだった。
先生が
「じゃあ、右の方から順番に軽く自己紹介してくれる?」
というと、女子生徒は指示に従った。
でも、生徒のうち1人は先生の左にいて、じっと4人を見ていた。
そして、私の順番になった。
「えっと…1年3組の伊勢美凜(いせ みりん)です…中学校で3年間バレーをやってました…よろしくお願いします。」
私はペコっとお辞儀をした。
私が入部してから約半年がたった。
半年はあっという間で、あの自己紹介を昨日のように覚えている。
「美凜!」
「はいっ!なんですか?」
私は部長のもとへかけよった。
「スケールと白帯持ってきて。部室かどっかにあるはずだから。」
部長はいつも的確な指示で、私たち後輩はいるけどいないようなもんだった。