
先生とわたしの絶対に秘密な関係
第4章 好き?
わたしの家の最寄り駅に着くと佐藤先生はスタスタと電車から降りてしまった
なんだ…肩を貸してくれるのかと思ってた…
わたしは足を引きずりながら電車から降りると、ホームで先生がしゃがみ込んだ
「先生?」
『ほら…さっさと乗れよ』
もしかして
おんぶ!?
「で、でも…!」
『乗らないなら置いていく』
先生の性格なら本当に置いていっちゃいそう
わたしは先生の背中に乗ると先生がゆっくりと立ち上がった
『あー…おもっ』
「し、失礼です!でもすいません…」
先生は突然爆笑した
『すいませんって…お前本当に面白いな』
先生の笑いのツボが全然わからないんですけど…
『…重いなんて嘘、もっと飯食えよ』
