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すべてはあの日から

第1章 出逢い



彼の後について行くと、和風建築の邸宅つまり彼の家は何とも壮観だった。


表札には“斎藤”の文字。


門を抜け、縁側へ案内される。


「待ってて」


そう言い残して、彼はどこかへ行ってしまった。


私はそっと縁側に腰掛け、眼前に広がる庭園に目を向けた。


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