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「ち、ちょっと待って!!!」
「え？」
未来が『ハンター』に拳だけの無茶な勝負を挑もうとした瞬間『ハンター』が悲鳴のような声をだした。
…というか。
「女…？」
『ハンター』の正体は女だったのかと驚愕していると
「私だよ。今川君！」
そう言ってフードの中から顔を覗かせたのは
「伊川!?」
あまりの驚きに呆然とする。
「え…とじゃあお前が『ハンター』…な訳ないよな。」
「当たり前でしょ!?っていうかこのゲーム始まった瞬間にこんな格好になってたんだよ！」
「な、なるほど…。」
自分でも何がなるほどなのか分からないがとりあえずこいつは『ハンター』じゃないらしい。
まぁそれもそうか。こいつ見た目的に
「弱そうだもんな…。」
ジャラッ！
「ぐえっ！」
「誰が弱そうって言ったのかな？今川君。」
ニッコリ笑う顔が恐い。
首に巻きついた鎖をとってもらいとりあえず話題を振ってみる。
「で？何でその格好のままでいるんだよ？コスプレにでも目覚めた？」
ジャラッ！
「ぐえっ！」
「そんなわけ無いでしょ!!」
顔を真っ赤にして起こっている。
ジョークのつもりだったのに…。
「別の服がなかったんだからしょうがないでしょ！ていうか別の服を買うために『ショップ』に向かってたら今川君がいたから声かけたんだよ！」
「『ショップ』？」
「…もしかして今川君ルール殆ど分かってない？」
「まぁそうだな。」
「じゃあ仕方ないから私がルール教えてあげる！」
心なしか嬉しそうに言いながら伊川は説明を始めた。