同じ空の下で
第2章 今の私
家族をなくして10年以上
拠り所にしていた恋人と別れ
今はひとり
ひとりの時間の過ごし方が
いつになっても上手くならない
昼間は社会人として働いて
自分が思う『人並み』になれるように
感情を表さないように
痛みに気付かない振りをして過ごしている
人との関わりが深くなりすぎることを恐れて
甘えないように、頼らないように
1人で立ち続けられるように
それが強さだと思い続けて
それを理想として頑張ってきた
1人で立てなくなることが怖い
寄り掛かる場所が出来た途端に
失うこと、崩れる自分に不安を覚える
雨の降る日が苦手
雷に怯えて、他の事を考える
夜の闇に呑み込まれないように
やり過ごすのが精一杯
でも……
拠り所にしていた恋人と別れ
今はひとり
ひとりの時間の過ごし方が
いつになっても上手くならない
昼間は社会人として働いて
自分が思う『人並み』になれるように
感情を表さないように
痛みに気付かない振りをして過ごしている
人との関わりが深くなりすぎることを恐れて
甘えないように、頼らないように
1人で立ち続けられるように
それが強さだと思い続けて
それを理想として頑張ってきた
1人で立てなくなることが怖い
寄り掛かる場所が出来た途端に
失うこと、崩れる自分に不安を覚える
雨の降る日が苦手
雷に怯えて、他の事を考える
夜の闇に呑み込まれないように
やり過ごすのが精一杯
でも……