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同じ空の下で

第19章 傷

世間では、適齢期と言われる年齢になって

それ相応のおしゃれもしたくなって

でも

やっぱり限られます


傷が原因で…と言うより

自分で傷に負い目を感じすぎて

好きになった人にも心を開けなかった



でも

今、一緒に居てくれる人は

『一人で、沢山頑張って、それでも生きてきた証だよ』

っていってくれるから、凄く救われてる

『これからは一人じゃないから、こんなことをしなくても一緒に生きていこう』

って言ってくれる



今まで歩いてきた道、全てが

ここに繋がっていたのかも…とも思えて

嬉しくなる




生い立ちも傷も

全てを、武器にしてる、って言われたことがある

そんな風に見えるんだなって

悲しかったのと

そんな言葉に振り回される自分が嫌だった


もっとしっかり自分を持ちたい


自信はないけど

自分で信じた道を歩きたい



沢山の傷

一つ一つにその時の思いがあるから

この傷と一緒に生きてく


それが今の自分

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