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第5章 Side Kazuya

田口は俺らよりもかなり先にここに来てる。

で、家で中丸がイヤホン型の無線機渡してたから、携帯をさわれない状況でも連絡がとれるようになっている。

「いや、カメ、わざわざそんなのしなくていいよ。」

「え?」

「そこにいるじゃん。」

そう言って聖が指を指した方には満面の笑みで他のお客さんにお酒を注いでいる田口の姿があった。

「さりげなくもらいに行きますか。」

「だね。」

とりあえず赤西はいろいろと自分の仕事で忙しそうなので、俺と聖で田口のとこに行くことにした。

なんか、1人1人メモして、証拠写真撮って、ってやってるみたい。

ま、それで生活してるんだから何にも言えないけど。

「あ、」

田口がこっちに気づいたらしい。

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