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「ここか・・・」

倉庫の前には警備員が1人。

こんなにヤバイ物の倉庫なのに警備員が1人しかいないのは、ここまで潜入するのが難しいから。

だって、監視カメラに映らない場所、ないからね？

ま、俺には無駄なことだけど。

完全に"気"を消したこっちに向こうが気づくはずもない。

そのまま近づいて中丸がくれた睡眠薬をしみこませたタオルを口に当てる。

「ちょっとだけ寝ててね・・・」

でも、こんな前に置いてたらバレちゃうよな・・・

田口に運んでもらうか。

とりあえず俺は田口に連絡を入れる。