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秘密のアルバイト

第39章 引退DVD・・・1

いろんな事をさせられたラブホを出て、潤のマンションに向かう車の中、俺は激しさに疲れて眠ってしまった。


「う~ん・・・
あっ、しまった寝ちゃった!・・・あれっ?」

『だから、もうやらないって言っただろ!』


電話・・・相手は社長・・・か?


『・・・えっ⁉あいつも辞めるって?
そうなんだ・・・だからもうやらな・・・えっ、
うん・・・うん・・・わかったよ。
決まったら連絡して・・・じゃあ』

「潤、どうしたの?社長から?」

「おぉ、かず起きたか?
起きなかったら、抱っこして部屋まで行こうと思ったのに」

「何かあったの?」

「うん・・・」


お買い物袋を持ち車を降り、部屋に向かった。


「ねぇ、何かあったの?」


買ってきたものを冷蔵庫に片付けながら、もう一度聞いてみた。


「んっ?うん・・・智も辞めるって」

「あっ・・・そっ、そうなんだ」


やっぱ伝わるの早っ!


「それにどうしても、引退のDVDを撮りたいって言われて撮ることにしたよ。
かず・・・いい?」

「いいも悪いも、俺もやるんだし。
社長が言ってたよ。
俺にはイマイチ意味がわからないんだけど、ケジメなんだって。
潤、意味わかる?」

「ケジメ?
ん~・・・俺もイマイチわからないな。
この最後のDVD撮影、かずは本当に俺だけのものになるってこと。
とにかく俺にとって、めでたしめでたしだよ」

「うん・・・ってか潤、駄目だよ。
まだ冷蔵庫に入れなくちゃいけないんだから」

「いいじゃん、ちょっとくらい抱き締めたって。
なんだったら、ここでもう1度しよっか?」

「だ~めっ!」


潤の最後は、誰とどんな撮影するのかな?




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