秘密のアルバイト
第43章 引退DVD・・・3
「最後の撮影、頑張ってね。
終わったら気を付けて帰っておいでよ」
「うん。潤も頑張ってね」
昨日はいつものようにお泊まりして、潤の車で事務所まで送ってもらった。
事務所の駐車場、誰にも見られないのをいいことに、車を降りる前にキスをした。
「バイバ~イ」
駐車場を出ていく潤に手を降る俺。
自分で言うのも変だけど、潤の前で可愛く振る舞う俺は完全に女子。
「おはようございます」
「二宮君おはよう。早くからご苦労様。
今日が最後だね。
二宮君に会えなくなるの、何だか寂しいよ」
「お世話になりました。
そんな風に言ってもらえて、嬉しいです」
いつものように指示を待ち、ソファに座りアイスコーヒーを飲む。
「二宮君お待たせ。さぁ、出掛けようか」
「じゃあね、二宮君。
よかったらたまには顔出しに来てよ」
「ありがとうございます。お世話になりました」
挨拶をして、事務所を出た。
何の打ち合わせもなく、社長の車で現地に移動。
その現地がどこだかわからないけど、車の中で説明してくれるのかな。
でも社長だけで、他のスタッフもカメラマンもいない。
最後の仕事は何をするんだろう。
「今からいつものホテルに向かいます。
相手は始まるまで内緒です。
一緒に昼食をとり、部屋に戻り最後の撮影です」
「はい」
「食事中はカメラは回すけど、音声は入れません。何でも話していいよ」
「あぁ・・・はい」
「二宮君、本当にお疲れ様。ありがとう」
「こちらこそ、色々とご迷惑おかけして、わがまま言ってすみません・・・あっ」
「今日の撮影で、本当に君の事、諦めることが出来ると思うよ。
でもあいつが君に悲しい思いをさせる事があったら、いつでも俺のところにおいで」
俺の手を握った。
終わったら気を付けて帰っておいでよ」
「うん。潤も頑張ってね」
昨日はいつものようにお泊まりして、潤の車で事務所まで送ってもらった。
事務所の駐車場、誰にも見られないのをいいことに、車を降りる前にキスをした。
「バイバ~イ」
駐車場を出ていく潤に手を降る俺。
自分で言うのも変だけど、潤の前で可愛く振る舞う俺は完全に女子。
「おはようございます」
「二宮君おはよう。早くからご苦労様。
今日が最後だね。
二宮君に会えなくなるの、何だか寂しいよ」
「お世話になりました。
そんな風に言ってもらえて、嬉しいです」
いつものように指示を待ち、ソファに座りアイスコーヒーを飲む。
「二宮君お待たせ。さぁ、出掛けようか」
「じゃあね、二宮君。
よかったらたまには顔出しに来てよ」
「ありがとうございます。お世話になりました」
挨拶をして、事務所を出た。
何の打ち合わせもなく、社長の車で現地に移動。
その現地がどこだかわからないけど、車の中で説明してくれるのかな。
でも社長だけで、他のスタッフもカメラマンもいない。
最後の仕事は何をするんだろう。
「今からいつものホテルに向かいます。
相手は始まるまで内緒です。
一緒に昼食をとり、部屋に戻り最後の撮影です」
「はい」
「食事中はカメラは回すけど、音声は入れません。何でも話していいよ」
「あぁ・・・はい」
「二宮君、本当にお疲れ様。ありがとう」
「こちらこそ、色々とご迷惑おかけして、わがまま言ってすみません・・・あっ」
「今日の撮影で、本当に君の事、諦めることが出来ると思うよ。
でもあいつが君に悲しい思いをさせる事があったら、いつでも俺のところにおいで」
俺の手を握った。