テキストサイズ

The man suitable for me

第1章 逢瀬

足元に力が入らないせいで、よろけるようにして、ベッドにたどり着いた。

そう言えば、彼と出会ってから、ベッドに行くのは、初めてだった。

彼との行為は、そのほとんどが、ソファの上だった。

彼がソファに座って、その上に私がのる。

いわゆる、対面座位のカタチで、おこなっていた。

最初やフィニッシュが、立ちバックの時もあったが、彼の上にまたがったまま、する事が多かった。

いつも、きれいなままのベッド。

シーツに触れることすらなかった。

それが、今日は初めて、ベッドでと言われた。

その前にソファで、一度してからのことだったが。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ