遠くて近い
第30章 気を抜いた瞬間
「どこから見てたの・・・」
「途中から?かな・・・夏樹と知り合いだったの?」
裏垢の存在は真咲には話したくない
話してしまったとして
私のことをなんとも思っていなくても
ただでさえ痴漢のことでガッカリされていると思う
誰ともセックスしてないけれど彼に裏垢のことを知られたら、私のことをふしだらな女だと思うかもしれない
そう思うのはどこかで彼のことを好きになっているところがあるから
嫌われたくない。それだけだった
「・・・別に」
「そう」
「ねぇ・・・俺の名前呼んだのってなんで?」
「呼んでたっけ?・・・わからない」
「途中から?かな・・・夏樹と知り合いだったの?」
裏垢の存在は真咲には話したくない
話してしまったとして
私のことをなんとも思っていなくても
ただでさえ痴漢のことでガッカリされていると思う
誰ともセックスしてないけれど彼に裏垢のことを知られたら、私のことをふしだらな女だと思うかもしれない
そう思うのはどこかで彼のことを好きになっているところがあるから
嫌われたくない。それだけだった
「・・・別に」
「そう」
「ねぇ・・・俺の名前呼んだのってなんで?」
「呼んでたっけ?・・・わからない」
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