
社長様のモノ
第2章 二人の関係
更に手に力を入れて、私の舌を絡め取る。
「…んっ…ゃ……あっ…」
意識が無いみたいだ。
煌貴の腕に手を添えて、服の袖を引っ張る。
その数秒後、私は酸素を吸うことができた。
肩を上下に揺らし、ゆっくり呼吸を繰り返す。
「…っ、はっ……はっ……」
私の唇からは、煌貴とのキスで 絡めあった互いの唾液が垂れていた。
煌貴はそれを拭い、私の汗ばんだ額にくっ付いた前髪をかき上げた。
「キツかった?」
「…、し、死ぬかと…思っ、た…」
率直な意見を述べると、
煌貴がプハッと噴き出した。
ククク…と笑って、手で口を抑えた。
むぅ………
私の唇はだんだんと尖っていき、プクッと頬を膨らました。
