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twin★love

第12章 12★守りたい

それから蓮は保健室から出て行った。

晴は亜子の寝顔を見つめる。

この寝顔が、もし自分だけのものになったらどれだけ幸せなのだろう。

あの可愛い笑顔を、自分が作ってやれたら、どれだけ嬉しいのだろう。

そんなことを考えながら亜子を見ていると、そのまぶたがうっすら開いた。

「…ん…はる、ちゃん…」

「亜子、おはよう。体は平気?」

「うん、…なんであたし、ここに?」

亜子は倒れてからの記憶がなかった。

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