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twin★love

第12章 12★守りたい

だけど晴にだって、亜子は譲ることのできないたった一つのこと。

『遠慮しないって言ったよ、俺は。』

「亜子、俺と付き合ってください。」

晴は躊躇することなく、言った。

亜子はびっくりしたように目を見開く。

「は、晴ちゃん…あの、あのね…」

『晴ちゃんの気持ちはすごく嬉しいんだよ…でも、あたしは…』

亜子の脳内にはたくさんの人の顔が浮かんでいた。

秋山先輩、三島友梨香、そして何よりも蓮。

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