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twin★love

第12章 12★守りたい

その言葉に亜子はまた泣きだしてしまう。

「わかってるんだ、亜子の気持ち。でも今は俺と付き合ってるふりをしたほうが亜子のことを守れる気がするんだ。」

また、そうやって誰かを傷つけるの?

亜子は葛藤していた。

晴を傷つけたくない。

「…それはダメだよ…!あたしも、晴ちゃんが大事だもん。」

「亜子…」

「だからっ…ごめんなさい…!」

『やっぱりね、蓮。』

晴は一つため息をつくと、亜子の頭をそっと撫でた。

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