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twin★love

第12章 12★守りたい

「だってさ、蓮。」

晴は保健室のカーテンの向こうに向かって言った。

「へ?」

「そこにいるんでしょ?」

するとシャーッとカーテンが開き、顔を真っ赤にした蓮が立っていた。

「な、なんで!?」

『もしかして、今の全部聞かれてた!?どうしよう!』

亜子の頬がかあっと赤く染まる。

「じゃあね、俺は帰るから。蓮、亜子を泣かせちゃだめだよ。」

晴はそういって笑うと、保健室を出て行った。

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