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twin★love

第13章 13★好き

保健室から出た晴は一人、廊下でため息をついた。

『ほんと、世話の焼ける二人だよ。』

一番大切な女の子と、一番大切な親友。

その二人が幸せになってくれれば、それでいい。

『亜子、蓮、おめでとう。』

晴の心は不思議と穏やかで、なんだか安心した。

大切な二人には、幸せになって欲しいから。

「あれ?晴!やっほー!」

晴は廊下の向こう側からやってきた、ここにはいるはずのない人物に目を疑う。



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