テキストサイズ

twin★love

第13章 13★好き

もし自分に兄弟がいてくれたら、亜貴や莉子がいない時、どんなに楽しかっただろう。

そんなふうに何度も考えた。

「…俺の妹や弟ならお前にだって同じだろ。だって凛姉や蘭姉だって本当の姉みたいなもんだし…」

「…うん、そうだね!」

無邪気な亜子の笑顔に、蓮はなんだかたまらなくなる。

「さて、じゃあ父さんが帰ってくるまでに飯でも作っとくか!」

「あ、あたしなにか作るよ。蓮ちゃん、なにか食べたいものある?」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ