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twin★love

第15章 15★あの日から…

それを聞いて、余計に意識してしまう蓮。

「蓮ちゃん、ここわかる?」

目の前には亜子の顔。

長い睫毛、柔らかそうな唇。

そして少し香る、石鹸のような香り。

「…あっ、と…」

ボーッとしてて聞いてなかった蓮は慌てて教科書を見る。

「やっぱり晴ちゃんに聞いた方が…」

晴、その名前が出ただけで蓮はやきもちを妬いてしまう。

「…れ、蓮ちゃん?」

「俺といるのに、他の奴の男の話しないで。」

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