無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「向こうではテニスしてたんだよ！祖父がやってて。」

そういや海斗の祖父はイギリス人だったか。

「でも萌がマネージャーとはびっくりだよ。中学までは部活でやってたんだろ？」

「うん、でも私は応援するほうが好きだから…」

「萌運動神経ないもんな。」

つい意地悪なことを言ってしまう。

「もう！蓮ちゃん！」

こっちをみてほしくて。

情けないガキ臭い自分が嫌になる。

「はいはい、喧嘩しない！あ、海斗は家どっち？」

「俺はこっち！でもコンビニよって帰りたい。」

「なら俺が連れてくよ！蓮と萌は先帰ってて！じゃあまた明日ね！」

蓮は心の中で気を使ってくれた晴に感謝した。

ようやく二人になれた。