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twin★love

第17章 17★転校生

「蓮ちゃん、どうしたの?」

「…萌からキスして。」

「えっ!」

蓮はそのまま視線をそらさない。

「ほら、早く。」

そして長いまつげを伏せ、目を閉じる。

「で、できないよ…」

「なんで?いつも俺が萌にしてるみたいにすればいい。」

目を閉じたまま蓮がいう。

「待ってるから。」

萌は蓮の肩にてを置く。

いつも行為のあとは萌が寝てしまうことが多いから、こうして蓮の顔をまじまじと見るのはあまりない機会だ。

男なのに、きめ細かい肌にはニキビ一つない。

通った鼻筋も形のいい唇も長いまつげもこうして間近に感じるのは新鮮だ。

萌は少しずつ顔を近づける。

ベッドに片膝をつき、スプリングがきしむ。

あと二ミリほどのところで萌も目を閉じる。

そしてそのまま顔を近づけた。

ふにっと柔らかい感触がした。

萌からキスしてくれている。

蓮は嬉しくてどうしようもなくなる。

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