無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

目が覚めると目の前には携帯を触っている蓮がいた。

ジャージを身に着け、動画を見ている。

「蓮ちゃん…」

「あ、起きた？お前すぐに寝すぎ。」

柔らかく笑うと萌のおでこにキスを落とす。

「…今日の萌、めちゃくちゃエロかった。」

素直に感想を言う蓮に対し、萌は恥ずかしさで顔が熱くなる。

「ち、違うもん…！」

「なんで？萌からキスしてくれて、俺すげえ嬉しかったよ。」

蓮は優しく萌を抱きしめる。

暖かくて、蓮の安心する匂いにつつまれる。

肩に顔を埋めながら、萌は蓮が大好きだなあ、と思った。

「…たまにはこれからも萌からキスしてほしいな。」

そんなふうに言う蓮がなんだか可愛くて。

萌は肩に顔を載せたまま、緩む口元をしめた。