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twin★love

第19章 19★嫉妬

萌と付き合っていることは学年のほとんどが知っているが、萌は自分から蓮にベタベタすることはない。

蓮的にはあってもいいと思っているけどまえの例のこともあり、強くは言えない。

「もう大丈夫なの?」

「うん、ノートとかありがと…」

「蓮!!久しぶり!!インフルエンザ治ったのか!」

う、と最後まで言おうとした蓮の声は海斗の声にかき消された。

「おー、…まあな。」

「そっかー!良かったな!」

結局萌と話せず、チャイムが鳴った。

「蓮君、どんまい。」

席につくと理彩が憐れむような目でみてくる。

「うるせえ!てか、なんか距離縮まってない?休んでる間になんかあった?」

「蓮くんねえ、彼氏なんでしょ!自信持って自分で聞きなさいよ!」


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