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きみじゃなきゃだめなの

第1章 きみじゃなきゃだめなの1

ヒースは本当に顔がいい。

ヒゲさえなければとっても好みだ。

優しげな眼もとも綺麗に手入れされたサラサラの髪の毛も
通った鼻筋もハリウッドスターにだって負けてないと思う。

綺麗な顔がうっとりした表情をしてもう一度指先にキスされた。
それから恭しく手の甲にも、

大げさでバカみたいな動作だし
ベッドの上で服着てないのに自然に見える。

「それすっごいキザなんだけど」

「でも嫌いじゃないだろ?」

「うん」

だからもう一回しよっかって裸の肩を抱くヒースに
わたしからキスをした。

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