テキストサイズ

きみじゃなきゃだめなの

第5章 あいらぶゆーあいにーじゅー

そうするようになったら店長やお客さんにも誉められるようになってきて
それってすっごいハッピーな気持ちになってもっと働こうってなる。

そしたらそのわたしをみたお客さんが
君が元気だと笑顔になるんだっていうから、
なんかちょっと気付いた気がする。

「エミリー今日もゴキゲンね、これ内緒よ?」

なんて近所のジェシカに自家製のマフィンもらっちゃったりするんだもん。

パンプキンの混ざったマフィンはカラフルでもキラキラでもなくて
どっちかってっと地味でつまんない外見だけど
少しだけメイプルが入ってて
素朴で懐かしい味でとっても美味しい

メイクもオシャレもしてない訳じゃなくって
今でもキュートなわたしでいるための努力は惜しんでない。

けどちょっとそれが変わってきたって事。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ