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きみじゃなきゃだめなの

第1章 きみじゃなきゃだめなの1

「ってお前それをオレに聞くわけ?」

しかもこの状況で。
ってすっごい嫌そうな顔をされた。

えーなんだよいいじゃーん
何か問題でもある?
君はウィルの友達でしょ?

ベッドでごろごろしてるヒゲ野郎のヒースとは
さっき一回したばっかで、
ここは彼の部屋で、
彼はウィルの友達で、
わたしのボーイフレンドで、
ウィルはわたしの義理の兄。

ほら何にも問題ないじゃない。

「だってヒースはウィルの友達でしょ?
なら女の子の好みだってわかるんじゃない?
わたしに振り向かない理由も」

「だからそれをオレに聞くなっての…」

うんざりって顔したままのヒースはいい友達だ。

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