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いじめの実態 中学編

第4章 10万

朝教室に入ると水原アキがやってきた。

「昨日は風邪って話だけど本当か?」

「本当は、タマ痛くて歩けなかったんじゃないの?キャハ」

佐々木「う、うん、実は」

アキ「まあ、どっちでもいいけどよ」「10万は?」

「これで」

アキ「フーン、確かに10万はいいや。あと利子だな」

佐々木「えっ」

アキ「転んでキンタマ怪我したのは同情するけど、約束は昨日」
「これはビジネスだから」
「まあ、ちょっと同情はしてるから1万でいいよ」

ユキ「アキ優しい。そして、クール。ひゅー」

佐々木「あ、あの怪我はみんなが・・・」

ユキ「何言ってんの!お前がかってに転んでキンタマぶつけたんだろ?」

「どうなんだよ?」

佐々木「は、はい、その通りです」

佐々木は絶望的な気持ちでいた。
(もう、ずっといじめられ続けるかもしれない・・・)

アキ「1万は今日ないんだったら明日でいいけど、延滞の罰として
昼休みストリップしろよ」

女子「キャーストリップって」「また、教室でおちんちん出すの?」

アキ「見たいやつは一人100円な」

女子「見る見るー」「あたしも絶対見る」

「撮影するよ」「あたし生徒会のビデオカメラ借りてくる」

佐々木の絶望感は増す一方である。

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