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百鬼夜行左藤家黙示録

第11章 命の鍵奪還作戦


私は少し考えた
なにしろ依頼人は
家に来いとしか言っておらず
さらに私の望みを1つ叶えるというのだ

私の願いは決まっている
今回を機に義明と縁を切るのだ
それにいくらなんでも家に行くだけで
殺される事はないだろう

こんな破格の条件なら
間違いなく受けた方がいい
返答はイエスだ

「オーケー!
じゃあ放課後に俺んち行くぞ!」

「わかったわかった
本当に行くだけだからな!」

こうして話はまとまったが
なぜか私の胸からは
疑念の陰が消えないのであった

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