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百鬼夜行左藤家黙示録

第17章 悪夢再び


「義男が帰ってきたんだって!
まじでヤバイんだって!」

義明からそのセリフを聞きながら
私は冒頭のような事を考えていた

死んで八大地獄に堕ちているのが今なら
最深部に待ち構える阿鼻地獄だけは避けたい

そんな心境なのだ

「それで何がヤバイんだ?
なんかされたのか?」

当然関わるつもりはない
だからこそ知っておかなければならない

「これからなにかされるに
決まってんだろ!
うわー帰りたくないなー!」

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