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百鬼夜行左藤家黙示録

第3章 都内進出の日

そして最後は陸上競技用軽量シューズ
スポーツ用品店から激選して
盗んできた愛用品
中学1年生にして
50メートル6秒台を叩き出す義明の
捕まらず逃げる為の盤石なる構え

これらを纏い義明は
都内に対し完全に臨戦態勢で駅へと向かう

「ピンポーン」

完全にスイッチの入っている義明には
もはや改札機が告げる
不正乗車の音も耳には入らないようだ

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