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百鬼夜行左藤家黙示録

第7章 正月の憂鬱


警察はあまりの雑音に
屋根を見上げ驚いた

「カーカーカー!!」

「人だっ人が乗ってるぞ!」

なんと義男がカラスと合唱していた
もはや人間を通り越したようだ

「カーカーカー!!」

「危険だから降りなさっ!うわああ!」

「ドコーンッ!」

「げっふーううい」

警察をクッションに舞い降りる義男
いつもの展開通り始まる乱闘
そしてそれを見守る義明

新年早々この調子である左藤家には
1年の計は元旦にあり
という言葉がしっくりくるから不思議だ

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