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幸せな俺たちの物語

第24章 浮気はやだ、でも会えないのはもっとやだ

ギュッと抱きしめると和も背中に手を回してギュッと抱きついた。

雅紀「和。」

和也「ん?」

雅紀「聞いてみたかったことが…」

和也「なに?」

雅紀「いつもキスシーンする時って、緊張するの…?」

和は「なんだそれ。」と言いながら笑った。

和也「最初の時は緊張するよ。でも2回、3回やっていけば自然に流れに飲み込まれるから緊張はしなくなる。でもどうしてそんなこと聞くの?」

雅紀「いや、あの…」

ドラマを見てあんな色っぽい演技とか、男性相手にキス出来るのは俺とキスしてるからじゃないかとか気になるなんて言えない…

和也「なんか、雅紀、変だね。」

雅紀「そうかな…?」

和也「言いたいことあるなら言って。別に言ったからって怒るわけじゃないし。」

俺は正直に話した。

和也「あのね、男性相手にキス出来るのは、昔から結構そういう役もやっててあまり抵抗なく出来るからだよ。雅紀といつもキスしてるとかじゃないし。出来ればキスするなら…」

和は恥ずかしそうに俺の胸に顔を押し付けて、

和也「雅紀とだけしか、したくないし…」

やばい、心臓の音が早くなってそう…

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