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好きでもいいですか?

第4章 目覚めて……

そこまで考えて気がついた

私、今自分自ら心臓病の事暴露した
な、な、なんて馬鹿なことをしたのか

はぁー、自分に嫌気が指すわ!

「おいおい、百面相はやめてくれよ。笑い耐えるのムズイんだからな」

先生はそういいながら顔を俯かせて肩を震わせていた

「あ!そういえば。先生は私の心臓病のことを知っても驚いたりしないんですね。今まで隠してきたのに」

「あぁ!そのことか、俺はお前が心臓病のことは知っていた。」

はぁ?今この人なんて言った?
私の心臓病のことを知っていたって言わなかったか?嘘だよね。だって今まで学校では症状を見せないように頑張ってきたのに

「な、なんで知ってるんですか」

「それは、時が来たらわかるかもな」

先生はそう意味深いことを言って力なく笑った・・・

まるでなにかに耐えるように切なく・・・

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