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えりかが初めて彼氏に振られた時
俺が仕事で失敗した時
えりかがいじめられた時
俺がマスコミに取り上げられた時
互いに気分転換したいとき

あげていくときりがない…

どっちかに彼氏・彼女ができてもこの関係は壊れなくて

むしろ俺は、彼女にいつも
「その子と私どっちが大切？」
なんて聞かれるほど優先していた

もちろん、それが原因で別れることが多いかった



え「翔？どうしたの？何かあった？」

翔「ううん」

俺が黙っていたから、気にしてくれたみたい




ようやく到着


え「なんか久々～」

うーんと背伸びするえりか

熱い太陽、爽やかな風、生い茂る緑


俺もごろんと横になる

え「翔、懐かしいね」

いつの間にか俺のそばに座るえりか


翔「だな～
　　なぁ、えりか、俺たちここ何年通ったかな」

え「え?何年だろ」

たぶん、20年位かな

翔「俺な、ここからが始まりなんだ」