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遠距離愛

第24章 それから…

猛くん?帰って来たの?お帰りなさい!
すごくすごく寂しかったよ?
そうなの。抱きしめて欲しかったの。頭を撫でて欲しかったの。キスをして欲しかったの。

欲張り?だって愛してるんだもん!
猛くん?その子は?
え?私達の子供?

え?どこ行くの?せっかく会えたのに…
その子と、どこに行っちゃうの?

行かないでよ!猛くん!行っちゃヤダ!猛くん!


はっ…
気がつくとそこは病院だった。心配そうな顔をした佐江がいる。
隣には、圭ちゃんもいた。同じように心配そうな表情をしている。

「一人では不安だったし、男手があった方がいいかと思って…圭ちゃんに一緒に来てもらったの」

続けて圭ちゃんが「まだ知紗に会わせる顔もないと思ったんだけど、最近いろいろあったし、とにかく心配で…」

そう言った圭ちゃんは、すっかり昔の優しい幼馴染だった。

ありがとう

そう答えてから、私はさっきの夢?を思い出していた。
幸せだったような
それでいて悲しかったような

猛くんが私達の子供と一緒にどこかに…

…!慌てて佐江に聞いた

私の赤ちゃんは?

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