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遠距離愛

第12章 会いたい気持ち

お友達が会いに来てくれたから。
そう言ってお休みをもらって、猛くんと共に過ごすことにした。

話したいことはいっぱいあるけど、言葉にならない。
いろんな思いが涙となって溢れた。
黙って抱きしめてくれるからそのままそのたくましく温かい胸で気が済むまで泣いた。

ああ…どうしてこんなに安心するんだろう?
会えなかった時間がなかったことのように幸せと安心感に包まれた。

彼が予約をしたホテルに荷物を預けてから、少し地元民になりつつある私は、彼と言ってみたいと思っていた所へ行くことにした。

近くの海岸を歩き、言うと怒られそうだけど、怖い顔の割りに甘い物が好きな彼とケーキ屋さんに入りお茶をして、
天然石のアクセサリーのお店を覗いて、
夕陽が見える小高い丘に行った。

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